2020.09.04
株式会社セック様【サービスロボットのソフトウェア開発に協働ロボットレンタル活用|ロボットレンタル事例】
株式会社セック様は、1970年に創業され今年でちょうど50周年を迎えられます。創業以来、リアルタイム技術を中核としてソフトウェア開発を進められ、社会の安全と発展のために、という企業理念のもと、様々なソフトウェアおよびソリューションを提供されてきました。
その中のルーツでもある宇宙先端システムビジネスフィールドにて、ロボットの研究開発が行われており、その研究開発に当社のロボットレンタルをご利用いただきました。
ご利用のロボットレンタル内容
お申込から利用開始までのリードタイム:約1ヶ月
概算費用:1ヶ月あたり約20万円(12ヶ月レンタル)
ご利用商品:UR3e、 2F-85、 コボットポンプECBPi、 キャリーベース
※レンタル商品、期間によって費用は異なります。
ロボットソフトウェア開発の背景およびご紹介
ロボットアーム制御検証の様子
ロボットソフトウェアの研究開発の背景
これまでに、小惑星探査機「はやぶさ」のシステム開発を始めとした様々な宇宙関連の開発を手掛けてこられた実績があり、そこで蓄積されたリアルタイム技術を他に生かせる分野がないかと模索されている中で、ロボットに注目されました。もともとユビキタスを研究領域として重点的に取り組まれており、今でいうとIoTやM2Mという概念が普及していますが、究極のユビキタスの社会の端末がロボットというお考えの元にロボットソフトウェアの研究開発を進められています。
ロボットソフトウェアのご紹介
2017年に「Rtino」という屋内自律移動ロボットソフトウェアを提供開始。お客様が用意したハードウェアに応じてカスタムされています。基本原理はレーザーSLAMですが、最近、カメラと組み合わせて可視光通信によって位置を推定できる機能をリリースされました。
2018年に「Rtrilo」というコンピュータビジョンソフトウェアを提供開始。ディープラーニング技術を組み合わせて高度な物体検出を行い、ロボットや機器の制御を可能としています。また、お客様ご自身で研究開発可能な学習ツールセットとしてラーニングボックスも提供されています。
ロボットレンタル活用のメリット
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・購入するより安い価格で利用できる
・色々な種類の機種を試せる
・オフィスフロアの狭いスペースでも利用できる
ご導入インタビュー
御社の研究開発に数ある協働ロボットの中でユニバーサルロボットを選ばれたのはなぜでしょうか?
協働ロボットの中では最も普及しているからです。市販の協働ロボットで何ができるかを試してみたいという思いから選びました。
協働ロボットの中では最も普及しているからです。市販の協働ロボットで何ができるかを試してみたいという思いから選びました。
実際にお使いになられてみて、いかがでしたか?
ミドルウェアを扱う立場からみても良く出来ていると思います。特に最近はドライバもですが、e-Seriesになってツールコネクタがついてケーブルの取り回しが良くなりました。その他にコントロールボックスも小さくて、オフィス内でも使いやすいです。
ミドルウェアを扱う立場からみても良く出来ていると思います。特に最近はドライバもですが、e-Seriesになってツールコネクタがついてケーブルの取り回しが良くなりました。その他にコントロールボックスも小さくて、オフィス内でも使いやすいです。
お困りの点などもございますか?
アームとしては使いやすいですが、ロボットアームのアプリケーション開発においては、 先端部品動作のためのソフトウェア提供が不十分なものも多いです。 オープンソースソフトウェアが発見できるものもありますが、その場合はサポート先が明確でないことも多く、 またきちんと動作するものばかりでもないため、都度検証や実装が必要な状況です。 現在は、周辺ソフトウェアの自社開発などを含め様々な対応を試行しながら、この先どうするかを検討しています。
アームとしては使いやすいですが、ロボットアームのアプリケーション開発においては、 先端部品動作のためのソフトウェア提供が不十分なものも多いです。 オープンソースソフトウェアが発見できるものもありますが、その場合はサポート先が明確でないことも多く、 またきちんと動作するものばかりでもないため、都度検証や実装が必要な状況です。 現在は、周辺ソフトウェアの自社開発などを含め様々な対応を試行しながら、この先どうするかを検討しています。
ロボットの購入ではなく、レンタルを選択された理由についてお聞かせいただけますか?
最初はアームで何ができるかの検証や社内教育での利用検討の段階であったため、 その段階で数百万円のロボットを購入するのはハードルが高かったことが理由です。 検討段階であり、ロボットアームや先端部品を確定せずに検討したいという思いもありました。 また、まずはオフィスフロア内で利用する想定だったため、購入となると長期的な置き場確保も課題になります。 そういった理由から、レンタルが良いと判断しました。今後も当面はレンタルを利用したいと思っています。
最初はアームで何ができるかの検証や社内教育での利用検討の段階であったため、 その段階で数百万円のロボットを購入するのはハードルが高かったことが理由です。 検討段階であり、ロボットアームや先端部品を確定せずに検討したいという思いもありました。 また、まずはオフィスフロア内で利用する想定だったため、購入となると長期的な置き場確保も課題になります。 そういった理由から、レンタルが良いと判断しました。今後も当面はレンタルを利用したいと思っています。
これからのロボットレンタルについて何かご希望ございましたらお願いします。
これまでも細かい要望に対して柔軟に対応していただき助かりました。今後は、いろいろな種類の先端部品を試したいので、1度に複数の先端部品を一定期間試して、試した結果、必要な部品のみを選択できるようなことが出来ると嬉しいです。あと1週間のお試しといった短期間のレンタルも可能にしてほしいです。
これまでも細かい要望に対して柔軟に対応していただき助かりました。今後は、いろいろな種類の先端部品を試したいので、1度に複数の先端部品を一定期間試して、試した結果、必要な部品のみを選択できるようなことが出来ると嬉しいです。あと1週間のお試しといった短期間のレンタルも可能にしてほしいです。
レンタル期間については1日からレンタル可能なサービスを始める予定です。取り扱い商品の種類についても出来る限り対応していきたいと思います。
※今回インタビューにご対応いただいた2名の方です。お忙しい中ありがとうございました。
開発本部 第五開発部長 福地晶二 様
開発本部 第五開発部 山川まどか 様
(※インタビュー後の2020年8月3日に、協働ロボット1日レンタルの提供開始をプレスリリースいたしました。)
※今回インタビューにご対応いただいた2名の方です。お忙しい中ありがとうございました。
開発本部 第五開発部長 福地晶二 様
開発本部 第五開発部 山川まどか 様
(※インタビュー後の2020年8月3日に、協働ロボット1日レンタルの提供開始をプレスリリースいたしました。)
会社情報 |
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会社名:株式会社セック 所在地:〒158-0097 東京都世田谷区用賀4-10-1 世田谷ビジネススクエア サイト:https://www.sec.co.jp/ |