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2021.11.26

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協働ロボットの価格はどれくらい? -導入コストの考え方について-

協働ロボットとは、人と協力して働くことができるロボットです。一般的な産業用ロボットより柔軟に活用できるとされ、導入することで工場の省人化を進め、人件費を削減できます。しかし、ロボットの導入そのものには一定のコストが必要です。一般的な産業用ロボットと比較した場合、協働ロボットの導入ハードルはどれくらいあるのでしょうか。
この記事では、協働ロボットの導入と運用に必要なコストの目安や、導入のメリットとコストのバランスに関する判断の仕方についてご紹介します。

■協働ロボットの導入コスト

協働ロボットは、ロボット本体だけで使用できるわけではありません。具体的に、協働ロボットを導入するためには、どのようなコストがかかるのでしょうか。 協働ロボットの導入にかかるコストとしては、以下が挙げられます。

協働ロボット本体の価格

協働ロボットの本体価格は、性能やサイズ、メーカーによってさまざまですが、一般的には200万円~500万円ほどが目安です。 動作速度や精度が高く、可搬重量が重いほど高価格な傾向にあるので、使用環境と要件を検討して、ロボットの仕様を決める必要があります。

周辺機器の価格
 

協働ロボットに作業をさせるには、別途機器を追加する必要があります。指先となるグリッパーや、画像識別をさせるセンサー、設置のための架台など、必要な条件や機能によって周辺機器の価格は異なります。

また、製造ラインを構築する際に、ベルトコンベアや加工機などの周辺設備を用意したり、PLCと連携させたりすれば、それらのコストも考えなければなりません。

人材の教育・育成の費用

一般的に、協働ロボットは産業用ロボットに比べて、動作を設定するティーチングが簡単です。とはいえ、協働ロボットを活用するために専門的な知識がいらないわけではありません。 一般的にメンテナンスフリーとされていますが目視等の自己点検は推奨されており、トラブルの際に対処を行う人材も必要です。協働ロボットの使用方法や管理方法の知識を持つ担当者の教育や育成にも、費用がかかります。

■産業用ロボットと協働ロボットの導入コスト比較

産業用ロボットと協働ロボットなら、協働ロボットのほうが安価で導入しやすいだろうと考えている方が多いかもしれませんが、産業用ロボットと協働ロボットを同じ可搬重量で比較した場合、協働ロボットのほうが本体価格は高くなる傾向にあります。これは、安全性を確保するための機器やティーチングシステムが含まれていることが要因です。

しかし、これはあくまで本体価格だけで考えた比較です。産業用ロボットと異なり安全柵の設置や強固な基礎工事が不要な協働ロボットは、実際の設置に必要なコストが大きく膨らむケースはあまりないでしょう。大規模な工事を行わずとも移設できるため、生産工程の変更にも柔軟に対応できます。また、ティーチングが容易で社内対応しやすく、ベンダーに外注する必要もありません。

周辺機器の導入や運用後のコストまで含めたトータルで考えると、協働ロボットを導入した方が結果としてコストがかからないケースも考えられます。価格の比較検討を行う際は、本体価格だけでなく、他用途への転用費や外部委託費など、導入から運用にかけての総コストを確認することが重要です。

■導入時は回収期間の見込みを立てよう

ロボット導入の際は、投資した費用をいつまでに回収できるか見込みを立てて判断する必要があります。回収期間は、以下の計算によって算出可能です。

・[投資金額÷人件費=回収期間]

例えば、投資金額が800万円、協働ロボットの導入によって削減できる人件費が400万円/年とすると、[800万円÷400万円=2年]と計算できるので、回収期間は2年となります。 ただし、設備が壊れてしまったり収益が減少したりして、回収期間が想定より長くなってしまう恐れもあります。回収年月を試算する際は、設備の耐久年数や年間の収益などの要素を加味して、リスクに備えることも大切です。

■協働ロボット導入の際はレンタルも検討しよう

協働ロボットの導入によって人件費を削減可能な一方で、導入自体に大きなコストがかかり、場合によっては成果に結びつかないことも考えられます。

導入コストが高額で、回収期間とのバランスが取りにくい場合は、協働ロボットをレンタルするのがおすすめです。レンタルを利用すれば、ロボット導入の障壁を下げることができます。 また、税金や保険料がかからず必要な期間だけ利用できる、万一うまく稼働させられなかった場合は返却可能、使用しない期間の保管場所が不要など、レンタルならではのメリットも多いです。

協働ロボットに興味を持たれている場合は、投資金額と回収期間のバランスを考え、購入だけでなくレンタルという選択も検討してはいかがでしょうか。

■ロボットをクレジット(分割払い)で購入という方法も

協働ロボットによる自動化システム一式を導入したくても周辺機器や開発費用などを含めると高額となり、まとまった資金を用意するのが難しい場合があります。そのような時に、分割払いで毎月のお支払額を分散できたら便利ではありませんか。

弊社では、「協働ロボットクレジットサービス」を開始しました。お支払回数は、最長6年間(72回)の中からお選びいただけます。協働ロボットの導入手段の1つとしていかがでしょう。

(2023年6月9日追記)

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